みえ・勝ち飯
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8取材先:錦の伊勢まだい関係者● 大紀町平成21年に発足した三重県海水養魚協議会。活動の一つとして「伊勢まだい生産者部会」を結成し、「伊勢まだい」の生産とPR活動に取組んでいる。[取得認証] AEL三重県の産地を訪ねて。LOCAL×FOOD美しいリアス海岸の恵みで天然に近いうま味を追求“しまあじ”や“ぶり”の養殖も盛んに行われ、形の異なるいけすが複数連なる。たんぱく質やビタミンを多く含む! 養殖まだいの品質向上のため、複数の生産者が手を取り合い「伊勢まだい生産者部会」を結成したのが、平成23年のこと。以来、「伊勢まだい」のブランド化と品質向上をめざし、餌の成分や与え方など研究を重ねてきました。 「伊勢まだい」の生産は、三重県南部の南伊勢町、大紀町、紀北町、尾鷲市にまたがる8地区で行われています。生産者ごとに環境や手法が異なる場合も、同じ品質の「伊勢まだい」を生産できるよう基準を策定。14経営体の生産者が一つのグループとなって生産量を共有し、年間を通してまだいの出荷スケジュールを管理しています。 また、稚魚や飼料、漁場環境といった飼育管理の記録を公開し、出荷前には栄養成分検査など品質を保つための分析試験を実施。生産、流通加工において「AEL認証」を取得した安心安全なまだいの生産に力を入れています。さらに生産者同士が情報交換する会議を定期的に行い、持続可能な養殖環境づくりへの取組も欠かせません。「もっとおいしく」と向上心を絶やさない、生産者たちの創意工夫はこれからも続いていきます。 伊勢まだい生産者部会の部会長・西村さんは、「皮目にもうま味が詰まっているので、皮付きのまま少し炙って、コリコリの食感を味わうのが地元のツウな食べ方」とおすすめ。刺身でも、焼いても、煮てもおいしい。夏は刺身でサッパリと、冬はふっくら焼き上げて塩焼きやムニエルに。そんな楽しみも、一年中おいしい養殖まだいならではですね。ブランド化の背景には、生産者のたゆまぬ努力がプリっと弾力のある食感で、脂はあっさり。コクのあるうま味を贅沢に味わえる。

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